@phdthesis{oai:fut.repo.nii.ac.jp:00000019, author = {植村, 昌一 and Shoich, Uemura}, month = {2023-04-06}, note = {日本では,気象,地形,地質等の自然条件が厳しく,日本各地で毎年のように降雨によ る土砂災害等(以下,降雨災害とする)が発生している.このような状況は鉄道にとっても例 外ではなく,降雨災害は,列車の安全な輸送を阻害する主たる要因の一つである.このた め,東日本旅客鉄道株式会社(以下,JR 東日本とする)では,降雨災害から列車運行の安全を 確保するために,鉄道沿線に配置した雨量計(以下,鉄道雨量計とする)で降雨災害を発生さ せる恐れのある大雨を検知した場合に,運転中止や速度規制といった列車運転規制が行わ れている[1].列車運転規制は,鉄道雨量計の観測値から降雨災害の危険性を評価するため の指標値(以下,災害指標とする)を計算し,あらかじめ定めた運転規制値との比較により, その発令と解除を判断する単純な方法である.この方法は,降雨時の列車運行の安全に大 きな貢献を果たしてきた[2] .しかしながら,運転中止規制が発令されないときに降雨災害 が発生した場合がある.降雨時の列車運転の安全を向上するためには,運転中止規制の発 令前に発生した降雨災害(以下,運転中止前災害とする)の原因を究明し,対策を講じること により降雨災害の発生を見逃さないようにすることが重要である.日本では,気象,地形,地質等の自然条件が厳しく,日本各地で毎年のように降雨によ る土砂災害等(以下,降雨災害とする)が発生している.このような状況は鉄道にとっても例 外ではなく,降雨災害は,列車の安全な輸送を阻害する主たる要因の一つである.このた め,東日本旅客鉄道株式会社(以下,JR 東日本とする)では,降雨災害から列車運行の安全を 確保するために,鉄道沿線に配置した雨量計(以下,鉄道雨量計とする)で降雨災害を発生さ せる恐れのある大雨を検知した場合に,運転中止や速度規制といった列車運転規制が行わ れている[1].列車運転規制は,鉄道雨量計の観測値から降雨災害の危険性を評価するため の指標値(以下,災害指標とする)を計算し,あらかじめ定めた運転規制値との比較により, その発令と解除を判断する単純な方法である.この方法は,降雨時の列車運行の安全に大 きな貢献を果たしてきた[2] .しかしながら,運転中止規制が発令されないときに降雨災害 が発生した場合がある.降雨時の列車運転の安全を向上するためには,運転中止規制の発 令前に発生した災害(以下,運転中止前災害とする)の原因を究明し,対策を講じること により降雨災害の発生を見逃さないようにすることが重要である. しかしながら,運転中止前災害の発生形態やその発生の評価について,これまで,十分 な検討がなされてこなかった.その理由の一つに,運転中止前災害の発生形態の解明にあたって使用する雨量データの確実性・信頼性の問題が挙げられる.災害発生地点に最も近 い雨量観測所のデータを災害発生地点における雨量として扱った場合,実際に災害発生地 点に降った雨と差異が生じることがあるためである[5].また,運転中止前災害は,降雨量 だけでなく,地形,土質等に関する様々な条件が複雑に影響して発生する自然現象である. このような自然現象の複雑性もこれまで検討が十分になされなかった理由の一つとして挙 げられる.}, school = {福井工業大学大学院工学研究科}, title = {鉄道沿線斜面における崩壊危険度評価に関する研究}, year = {} }